読書の秋

読書の秋、先人はよくぞ言ってくれましたね。

気分や気候から秋はなんとなく読書の季節ということには納得だが、近年はネットで情報が簡単に情報が取れるし、目の衰えもあって読書からは遠ざかっていた。上っ面の知識ならネットからいくらでも手に入る。しかも、タダで。しかしながら、YouTubeの本要約チャンネルを活用していると、これではまずいという気になってきた。別にその企画にケチをつける気は毛頭ないし、間違った情報とも思わない。むしろ便利でありがたい。そういった環境の中で感じたことは、あまりに便利すぎ、理解した気になって、咀嚼しない、立ち止まらないので後に残らないのでは、という危惧である。YouTubeのお兄さん(多分AI音声のようだが)が言うように、興味を持ったら自分で読んだほうがいい。確かにその通り。AIの時代になっていくと、考えなくなった脳みそがますます腐っていきそうで、なおさら。

というわけで、読書に取り組もうといった次第。まずは、手始めに読みどたえのある洋物から。Amazonで1000円ちょっとで買ったクリップ式の読書灯が強い味方。行き詰まらないように少しクロスオーバーしそうな3冊を並行して読むことにした。毎日少しづつ並行して読み進めれば、頭の体操になるし、著者の虜になってバランス感覚を失うことはないだろうという発想。今回は「多様性の科学」「サピエンス全史」「ブルシットジョブ」を選択。「人間」をテーマに、歴史、地理や民族、心理、組織論といった様々な観点で気づきがあることを期待。

読後感、並行読みの功罪は次回また。