ヨーロッパ視察旅行記  プロローグ

しばらく間が空いてしまいました。代表兼コンサルタントの中嶋です。
6月中旬より2週間強の予定で、ロンドン留学中の家族への陣中見舞いを兼ねて、ヨーロッパ(イギリス、フランス、スイス)を回ってきました。当初の予定では、6月中帰国予定でしたが、半ば予想通りにロンドンでCovid19に感染しました。結果、帰国難民となったため、約1か月、主にロンドンで過ごすことになったわけです。
業務については日本においてもほぼリモートで遂行できており、インターネット環境が整う欧州では特に問題はなかったです。1点残念だったのは、現地からの投稿ができなかったことです。セキュリティの問題でしょうか、日本のサービスプロバイダーサイトにアクセスできなかったことです。同社に相談し、設定を工夫すれば解決できた可能性はありますが、さすがに面倒なので、一旦メモに残して帰国してから投稿することにしました。
1か月にわたる海外滞在は10年ぶりですが、すっかり現地化した感覚で、日本への適応に苦労しています。この10−15年、海外に行くたびに感じる日本の存在感の低下です。駐在員や留学生は年々減少、水際対策という名の岸田鎖国体制で日本人旅行客も激減、日本人としては寂しい限りですが、同時に、先進国になり損なった衰退国日本には、なんとも言えぬやるせなさ、無念さも感じます。滞在中には、ボリスジョンソンの辞任、安倍晋三の銃撃といった大きな事件もありました。帰国難民となったが故に参議院選の投票権を行使できませんでしたが、その代わりに、ゆっくりと現地を観察できた事、日本を地球の反対側からシニカルに見ることができた事はいい財産になりそうです。「コロナ対策」「交通インフラ」「決済インフラ」「セルフレジ等効率化」「環境対策」「経営と労働者の対峙」「中東(カタール)の繁栄」「急激なインフレ」等々、政治、経済、社会、IT、、、ランダムな調子にはなりますが、しばらくの間、いろいろなトピックを思いのまま、書き綴りたいと思います。