不可思議な日本の席順

観念的な話題では眠くなってしまうので、これからは、具体的なトピックとそれにまつわるエピソードを綴っていきます。
リアリティのために、会社名、組織名は実名です。個人名は出しません、大半は忘却の彼方なので。。。

未だに忘れないミーティングの1つは、東京三菱銀行(当時、今はMUFG)との本店でのミーティング。
内容は忘れたけど、至極平和な会話。SAP勤務時のことで、顧客ではない見込み客に、情報収集のために呼ばれた記憶。
こちらは3人。先方は5人。でも、初めは4人しかおらず、5つの席もうち、奥から2番目の座席が空いていた。
最も奥座席のマネージャ(らしき年長者)ただ1人が喋り、手前の若手1人が必死にメモを取っていた。途中から参加の1名を含めて、他の誰もが一言も発しなかった。
何故、5人も出てくるのか?
何故、席を空けて着席するのか?
何故、年長者以外発言しないのか?
そういったことが気になり出すと、どうせビジネスにはならないと勝手に解釈して、馬鹿馬鹿しくなってきた。
案の定、その後ビジネスは発生せず、「ありがとう」で終わった。
あれから20年以上。一言も言葉を発しなかった彼ら、彼女らはどうなったか、気になる。
1、自分だけが喋り、部下に喋らせない上長になった。
2、部下に喋らせ、書かせ、働かないおじさん、おばさんになった。
3、耐えらず、もしくは、馬鹿馬鹿しくなって、銀行をやめた。
あれこれ、妄想を巡らすもの楽しいけど、やっぱり違和感は残る。
個人的には3であってほしい。2であれば、この頃が働かないおじさんの創成期(バブル入社組→働かないおじさん説立証)として歴史的に価値がある。
でも1なんだろうな。葬式スタイル。
アメリカから帰任した直後の時期でもあり、印象的な出来事として今も覚えている。
そのアメリカへの着任当時。「発言しない出席者は不要、時間の無駄、コーヒーの無駄のみならず、嘲笑の対象になった」記憶は今も鮮明。