Recruiters BLOG

2022.04.11

日本の職務経歴書や履歴書はガラパゴス

職務経歴書にもお国柄が出る。というか、日本が例外なのかもしれない。何が違うのか?
順序が違うのだ。日本式(と呼ばせてもらう)の場合には、古い職歴が先に記載され、読むに従って新しい経歴になっていく。
ダイバーシティ時代に不釣り合いな、日本式履歴書も同じ形式である。
グローバルでは、全く逆である、直近の職歴が先に記載され、時代、歴史を遡っていくいく格好になっている。また、履歴書などというものはない。
グローバル式に慣れてくると、日本式はまどろっこしく感じる。何故なら、結論が後回しになっているからだ。
採用側の興味は、即戦力としてどれだけ貢献するかである。もちろん、将来性を同時に推し量っているが、最近の職歴が評価の中心で、学歴も加味される。
学歴は地頭と努力する性格を評価する助けになるからだ。
一方、過去の職歴は、直近の職歴に関するエビデンスと位置付けられるのだ。よって、信用ができないと感じた場合には、さらに遡ることになる。
直近で評価できれば、それでいい。自分史を語り、聞くのは、インタビューではなく、入社してからの雑談でいい。
解雇しずらく、流動性の少ない日本ならではの形式なのだろうが、近い将来間違いなく変わるだろう。殺伐な感じもするが、現実を見つめるためには理にかなっている。